2014年12月9日火曜日

【今日どう?通信】協働は「みんなちがってみんないい」

【今日どう?通信】協働は「みんなちがってみんないい」

先日のとあるご相談での一幕です。

「NPO活動を進めてみたけれど、単独での活動には限界が生じてきている気がする」
「とにかくこの課題にたいして取り組んで行きたいから、誰と協力したらいいでしょうか」
という相談でした。
また、NPOを立ち上げたばかりだということで、NPOとしての社会的立ち位置なんかも質問いただきました。
実はよく聞かれる相談で、とても素直に多くの方が持たれている疑問だと思います。
これまで自分も曖昧にしていたところだなと思い、整理してご相談にのらせてもらったので、せっかくだから内容を、今日のコラムに綴りたいと思います。

協働というキーワードの中で、よく出てくる組織といえば、行政、NPO、企業ですが、それぞれの立場や役割を理解すると、いろんなことがすっきりしてくるのかなと思います。

※特に正解があるわけではないと思うので、あくまで私の主観だと捉えていただけると幸いです。

それぞれの立ち位置で共通しているのは、全員が誰かの為に動いているということ。
傍を楽にするということで、ハタラクという言葉があるように、どの組織も誰かの為にハタラいています。

それぞれ、誰かの困ったを助ける立場だとしても、その意思決定の基準が違ってくるのかと思います。

それぞれの得意分野に関して例えるなら、
目の前の困ったに対して、
・行政は広くみんなの暮らしの当り前を作るのが大得意。
・NPOは、隠れがちな困ったを見つけて動き出すのが大得意。
・企業は一般の困ったを継続的に価値提供を循環させるのが大得意。

逆にそれぞれが苦手になってしまうことは、
目の前の困ったに対して
・行政は税金を行使する以上、社会的認知となる課題と確認してからでないと政策をうちづらい。
・NPOは、動き出したはいいけど継続するにはどうしたらいいかわからない。
・企業は、課題が目の前にあっても市場性が見いだせないと動きづらい。

それぞれが役割をもって得意分野を進めながら、苦手なところを補い合いながら進めていくのが協働だとしたら、お互いに何が得意で何が苦手か理解し合っているといいですよね。

NPOが取り組むほっとけない事象を、広く世の中の当たり前として継続させたいと思ったときに、誰とどういう協力をしたらよいのかを考えてみるのも協働の一歩ですね。

もっと詳しく具体的な関わり方までは長文になるのでここでは書けないですが、そんな相談でした。

この相談に乗っていた時に、金子みすゞさんの歌を思い出しました。
歌詞を直接書くとアレなんで、意味合いだけ書くとこんな感じです。

「私は鳥のようには飛べないけれど、鳥は私のように走れない。
私の体は鈴のように音は出ないけど、鈴は私ほど多くの歌を知らない。
みんなちがってみんないい。」

協働はまさにこれだなぁと。

なんだかしんみりした感じになっちゃいましたが、お互いに誰かのために活動している中で得意不得意を理解しあうところからきっかけが生まれるかもですね。

明日は雪が降るそうです。風邪などひかぬよう冬を楽しみましょう。

【樺沢】

2014年11月19日水曜日

水から酒が生まれた理由(超仮説)【今日どう?通信】

今日どう?通信
��水から酒が生まれた理由(超仮説)~

先日、長岡市内の酒蔵をいくつか回らせていただく機会がありました。それぞれの酒蔵にそれぞれの味があり、趣があっていいものですね。

長岡には現在、16の酒蔵があり全国第2位の数。
1位は京都なので、人口規模からしてどうしてこんなに酒蔵のあるまちになったのでしょうか。

酒蔵と違う日に、和紙の工場も見学させてもらいました。
最近ユネスコで話題になっている和紙です。
酒と同様、どうしてこの地で和紙作りがはじまったんでしょうか。

酒蔵さんや職人の方にお話を聞くと、良い水が出ているという点と、気候がちょうどよいという共通点があるようです。




なるほどなるほど。
確かに素材が良いのは大きいかもしれません。

ですが私が思った「なぜ」は、そもそも良い水をそのまま活用したり違う水の使い方もあったのに、どうして酒や和紙に形をかえたのか。

「おかげさま文化」の長岡では、これができたのは自分以外の誰かのおかげであると伝わります。

自然のおかげ、山のおかげ、水のおかげと表現してとても良い文化ですよね。
ですがおかげさまに隠れてしまっていますが、人の想いがなくして素材からはこういった産物は生まれなかったのだと思います。

創る人は、これらの素材を通じてその暮らしの中に何を生み出したかったのか。
地域の人はその「ものづくり」に何を期待していたのか。

私の主観でしかありませんが、きっとこう思います。

「この地域の人は、単純に酒の席が好きで筆まめな人が多かったんだろう」と。

交流の席を生む酒を必要と思う地域の文化。
想いを伝え合う手紙を書きたいと思う地域の文化。
人との交流を楽しみたいという純粋な思いが文化となり、産業になった。

水を「楽しみ」に変えたいというパワーが宿って、交流や会話を生み出す酒や、関係性を持続させる紙に変化したんですね。
宿した人の想いは、もはや執念に近い(笑)

そう考えると、地域に根付いている産業の背景にある地域性が見えてくる気がします。

そろそろこたつでも、なんて家も多いと思いますが、寒くなりお酒の美味しい季節がやってきますね。
酒を飲むときに「よろこび」が生まれて交流を楽しむような文化が続くことが、産業を継続させる近道なのかもしれませんね。
良い恵みに!
「歓杯!」

【今日どう?通信】






彫れば都の妖怪オバケ【ファザーリング・ジャパンにいがたパパコラム】

【笑うパパノート】
��彫れば都の妖怪オバケ~

少し古い話題ですが、10月31日、我が家は野菜と柿が大量出没していたので野菜ハロウィンでした。

かぼちゃは高いし、去年はグレープフルーツくり抜いたら数日後には干からびて本当に化け物みたいになっていたりと、怖い思いをしたので、今回は根菜を中心に遊んでみました。

個人的にはカブのウィスパーが力作です。
(ウィスパー掘ってみてわかりましたが、顔の作りはほぼお化けのQ太郎でした)

最近、完成されたおもちゃが多くなったと感じています。

与えることは簡単だし、子どもが喜ぶこともわかるんですが、なんとなく嫌で(^^;;

どこかの国の偉い人の言葉で「水槽は讃え、泉は湧き出す」という言葉があります。

私は結構この言葉を子育てするときに心に留めています。

意味としては、注ぎ込むことで水を得られる水槽も、いつか枯れてしまうけど、次から次へと湧き出す泉を生む土壌があれば、水が絶えることはないという意味です。
教育的には、知識だけの教育と知恵を生み出す教育に例えられることがあります。

わざわざおもちゃを与えて想像力をなくすよりも、一緒に楽しみを考えて身の回りのものでも楽しむ想像力を楽しむこともいいのかなと思ったりします。
そもそも、私たちが思ってる以上に子ども達は想像力の塊ですしね(^^;;

新潟で暮らしていると、身の回りに想像力のカプセルがたくさん転がっているなと感じることが多いです。

間も無く私の住む長岡も雪景色になる日が近いです。

自然が生む真っ白いキャンパスに子ども達の想像力をぶつけてもらいたいなぁと思うのが本音です。

子ども達の持ってる想像力を早々に摘んでしまっていることに、気づかず与えすぎてることがあるのかもなぁと感じる今日この頃です。

このハロウィン彫り、子ども達の反応は、
「ウィスパーは妖怪だから可愛くて、柿のお化けはお化けだから怖い」と。

ホント、妖怪人間ベムでも見せてあげたい親心ですが、こんな反応を楽しめる日々を大切にしたいですね。

子どもは想像力のオバケ。
なむなむ~( ´ ▽ ` )ノ

ファザーリングジャパン新潟
副代表理事 樺沢 敦

ファザーリング・ジャパンにいがたパパコラム~笑うパパノート



2014年10月19日日曜日

大切にしたいものが同じ人たちが織り成す化学反応【今日どう?通信】

今日どう?通信
「大切にしたいものが同じ人たちが織り成す化学反応」

ながおか市民協働センターができてから3年目でもあり、長岡市として2012年に協働条例を制定してから3年目となり、長岡でも様々な「協働」により、地域づくりが行われています。
【長岡市協働条例】
http://www.city.nagaoka.niigata.jp/shisei/cate01/shimin-kyodo/file/jyourei.pdf
今日は、改めて協働という言葉について掘り下げてみたいと思います。

辞書的には、協働の概念はこのようにあります。
協働:立場の違う人が互いを認め合い、それぞれのおもいに共感し、必要に応じて相互に補いながら、これらのものが持ち味を十分に発揮することにより、まちづくりを行うこと。


2004年に起きた中越地震よりまもなく10年の歳月が経とうとしています。
これまでの10年、長岡は復興というテーマでいろんな立場の方が一丸となって取り組んできました。




災害時、またはそこからの復興に際しては、協働なくては成し得ないことが多々あります。

協働はあくまで手段でしかないわけですが、その先にある目的を共有することが最も大切だといわれています。


長岡では「この町の暮らし」を大切にしたい人たちが力を合わせて、実行している人たちが多いですね。

協働という手段で言うと、違う立場同士が協力することも結果論でしかなく、皆が目的を共にできるのかということがカギとなります。

いわゆるビジョンや未来、理想の姿の共有した人たちが、自分の役割を果たそうとする動きそのものが、協働なんですね。

もちろん、一つの立場で解決できればそれはそれでむりやりコラボをする必要もないのですが、その先の姿を共有しようとしないというのは、
協働のまちとは言いづらいかもしれません。

これから行おうとしていることが、自分のためだけでなく第三者のためである場合、同じ大切にしたいものを共有する人たちと化学反応を起こして実行していく。

それが協働の原点かもしれませんね。

お互いにお互いの大切なものを知り、お互いの力を尊重しながら助け合うような自助共助の心が芽生えるまち。

そんなまちを目指していきたいものです。

行政も、企業も、NPOも、コミュニティも、個人も。
それぞれに出来ることや役割が違います。
でも目的が一緒であれば、おのずと協働が起きていて、後で気が付くと協働していたということも多いでしょう。

・共有して目指すべきもの。
・自らやりたいこと。
・自分たちにできること。

これらを整理して自分事としてできることを共有することで、いきいきとしたまちづくりに繋がっていくのでしょう。

震災10年を前に、そんなことを再確認しました。
皆さんも、ちょっと立ち止まって大切なものを思い返してみてはいかがでしょうか。

今日どう?通信
http://nkyod.org/blog-list/4462


2014年9月28日日曜日

「地域の方言をまとめるとすごいコンテンツになる!田舎流情報化の極意」【今日どう?通信 】

今日どう?通信
「地域の方言をまとめるとすごいコンテンツになる!田舎流情報化の極意」

普段地域の活動の中で、情報発信が大事だと言われることがありますが、「そんなこと言ったってどうしたらいいんだ」ということがよくあるかと思います。今日は「情報化っていうのはこういうことか」という一つの例をご紹介します。

実家に転がっていた本で、ちょっと面白かった「やまこしの方言」という本がありました。
読んで字のごとく、山古志村の方言が詰まっている辞書のような本です。

製作「山古志村老人クラブ連合会」 初版平成4年10月20日(おそらく初版しか出ていないと思われますが。。)

面白くて端から読んでいると、地域ならではの「情報化」ということの意味を少しずつ感じてきました。

そもそも、今回のテーマでもある情報化の価値として意味を感じ取れた発端は先日9/12に開催した「のもーれ長岡」テーマは「地域は魅力の宝石箱や!のもーれ」としての開催でした。

今回の店主であるにいがたレポ編集長の唐澤氏から、地域の魅力を発表し合った後で、情報発信の考え方についてお話しいただきました。

その中で考え方の肝となる話は、それぞれの地域にあるコンテンツをまずは情報化する(文字や写真、動画など)ところから始まり、それを情報の流通に(紙媒体やメディアやWEB)のせるという考え方。

「 魅力ある地域のコンテンツ 
 → 情報化(文字・写真・動画等)
 → 流通(口頭、紙・WEB・テレビ等) 」
 という流れですね。

かつては「情報化」と「流通させる」は新聞や雑誌、テレビやラジオなどのメディアの方がほとんどやっていて、情報発信に関して地域の方は入り込むすきは少なかったといいます。(口コミという情報発信は有効でしたが。)ですが最近では、個人でも文章にしたり、写真を撮ったり動画をとったり、それが紙やWEBに乗れば誰でも自分なりに情報化して発信することができる時代です。

では、何を情報化したらいいんだろうと考えました。

そもそも、地域の暮らしはありのままでも素晴らしいコンテンツであることが多いです。

地域では当たり前にやっていることが、その暮らしの背景や人の想いなどを知ることで、他の人から見たらとても魅力的で興味深いものになったりしませんか?

暮らしそのままを情報化。

と言うことでこの本のように、方言を文字起こししたことは、とてもエキサイティングなことだなぁと感じた次第です。

ひとりで興奮していてもむなしいですので、少し中身を紹介しますね。

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【辞書】

まずは冒頭、ア行の最初は何かというと。

・ああ(最初にアクセント)=はい。その通りです。相手の呼びかけに対する返事ことば。(例)ああ、ほっか。

・ああ(最後にアクセント)=目下のものに聞き直す時のことば。なに? (同意語)なんしたと

 「ああ」だけでも意味が違う。これも寒い山古志の地域だから、口を開くことを最小限にした結果でしょうか。
 ア行だけでも100を超える語彙が続き、このあと、「あっぱ」「あんぽんたん」「あんつらもん」などが登場します。

次のページが「いいあんべえ」から始まるという期待値の高さに、できれば全部書き起こしたい気持ちを抑えつつ、語彙のページは飛ばして文法やあいさつなどの特集ページに行ってみますと。。

【文法・あいさつ特集】

・あたまにつくことば(接頭語)特集
 「ど」(例:ドすけべ)「ばか」(例:バカごおぎだ)等

・おしまいにつくことば(接尾語)特集
 「のお」(例:またこいやノオ)「かい」(例:いいんがんカイ)
 「ねか」(例:かせがっしゃるネカ)等

・あいさつことば特集
 朝の挨拶「あっちゃくなるげだのお」
 昼の挨拶「まんまにしよぜの」
 夕方の挨拶「いっときに暗くなったのんし」等

祝い事や田植え、石場かち唄など、地域に伝わる「地唄」もたくさん紹介されているので、1曲だけご紹介。

【田植え唄 ー池谷地区】

 ここは街道 道の端 見事に植えて
 讃めらりょう ほめらりょういや ほめらりょういや
 見事に植えて ほめらりょうい

 苗がよければ 代も良い 秋は数(かべ)を
 刈るように 刈るようにゃ
 刈るようにゃ 秋は数を刈るように

 縞の手拭に おはちまあき 代に立つのが
 我が殿 我が殿いや 我が殿いや
 代に立つのが 我が殿ー

 山田 小やちに 田を持てば
 姉さんの白股(しろもも) 蚊が刺す
 蚊が刺すいや 蚊が刺すいや
 姉さんの白股 蚊が刺すー

 日暮れ方の ウグイスが 日笠の中で
 ホーホケキョウ ホーホエッキョいや ホーホケキョウや
 日笠の中で ホウホケキョウー

 めでたうれしや おーさなぶり またも来年
 来てくれやー 来てくれいや 来てくれいや
 またも来年 来てくれー

  ※最後の節は、主として家の主人がうたう。

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「あとがき」なんかも読んでいると、「よおべ」という言葉の解説が、何としても一行に収まらないために、全員で二時間を費やしたと書いてありました。
言葉の意味はココでは紹介できない内容なので省略しますね。

それはさておき、いかがでしょうか。

もう暮らしが目に浮かびませんか?
ここに書いてあるのは、ただただ文字の羅列です。

その暮らしを想像して、興味をもって、ちょっと好きになる。

そんなきっかけをあたえるには十分な情報ではないでしょうか。

普段のことばを文字にすることだけでも、世代も地域も超えた人にも伝わる可能性ができるのです。

情報発信とか、難しく考えると何もできなくなるかもしれません。

でも地域の魅力を、まずは「情報化」するだけで、いつか伝わる「情報の流通」はきっとついてきます。

自分たちの暮らしを、文字や写真、音声などに残してみるという作業。

みんなで軽い気持ちで始めてみてはいかがでしょうか。
まとめる中で、さらに自分たちでも気づかなかった魅力に出会うかもしれませんね。

http://nkyod.org/blog-list/4370





2014年9月4日木曜日

次世代の長岡に繋ぎたいもの【今日どう?通信】

今日は朝から、山古志の団体さんのところにお話を伺いに行っていました。
山古志まではアオーレから車で30分ちょっと。
そんなに離れていないのに、山にのぼるとあっという間に景色の変わる私の好きな場所です。

今日の団体さんとの会話の中で印象的だったことがあります。
いろんなスポーツを通じて交流を広げている団体さんでしたが、大切にしていることは何かと尋ねたら、答えは「NEXT(次世代)」とのこと。

50~60代が土台を作り、40代が元気な見本を見せて、30代が新しい発送を形にして、20代の声をみんなで聴く。

多世代が楽しく交流するために、各世代が役割をもって若者の意見を尊重する。
そんなステキな構図ができていました。

世代が違えば、育った環境も違えば価値観も違う。
それはどこの世界も同じことだと思いますが、大切にしたいことを共有するということ。
つまり次世代に元気をつなぐということを大切にして、それぞれができる役割を担っていく。
なんだか、いい関係性ができていて、きっと今後も次世代まで続いていくんだろうなと感じました。

次世代に残したいものって、皆さんは何がありますか?

私はこの風景とかが大好きです。
この写真に写っている景色は、「自然がいっぱい」という印象を持ちますが、田んぼや畦、池や道路など、そこの人たちが暮らしていくために自分たちで作り上げた景色です。
その暮らしの背景が見える景色がとても好きです。
だから、50年後に景色が変わっているかもしれなくてもいいのす。暮らしの足あとや知恵が見えるような景色が、次世代にも感じてもらえるような景色として残ってほしいなと。

次世代に残したいものがあって、それを共有する。それで行動する。
それだけで協働の始まりだと思いませんか。

気軽な会話からでもいいので、次世代に残したい大切なものを語り合うところから何かが始まるかもしれませんね。

【今日どう?通信より】
http://nkyod.org/blog-list/4188



2014年8月8日金曜日

あの素晴らしい感動をもう一度。みんな視点の長岡花火【今日どう?通信】

今年の長岡まつり、盛大に盛り上がりましたねぇ!
皆さん、それぞれの思いで参加されたことと思います。

「最高だったねぇ」とか、「やっぱ長岡誇れるわぁ」とか、いろんな声が飛び交っているのが耳に入ります。

そういう声を聞くと、ちょっとほくそ笑んでしまいますよね(^^)
もっと長岡を好きになるというか、ちょっと体温上がっちゃったり。

今日の通信は、つらつら文章は書きません。

今日はいろんな人の視点から見た長岡花火ということで、祭りの時間にtwitterでつぶやかれていた長岡花火を見た人たちのコメントを集めてまとめてみましたのでご堪能ください。

「みんなの長岡花火」
【Togetterまとめ ~世界一の長岡花火は長岡市民の誇りです!~】
http://togetter.com/li/703216

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※ちなみに、リンク先のコメントを抜粋するとこんなコメントがありました

「不思議に自然と涙が出るんです、長岡の花火。」

「東京在住の友達に世界一の花火を見せて花火観どころか人生観まで変えてってもらおうと思っとります」

「地元民として誇りです」

「市長「長岡の花火は日本一ではありません!世界一です!!!!」みんな「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」」

「無理して長岡帰って、よかった!長岡に生まれてほんとよかった!」

「最初から最後まで素敵でした(≧∇≦)♪♪何回泣いたんだろう!」

「フェニックスは本当に神?感無量過ぎて涙出るよ(;_;)??」

「人生で1回もみないで死ぬなんて損だよまじで!!」

「中越地震の復興花火が10周年で、ほんと感動して涙ちょちょぎれ…」

「長岡花火のツイート検索して画像みてたらなんでだろ涙がでてきた。」

「写真では伝わらないよ、これは。ぜひ一度、新潟へお越しください。」

「長岡花火大会で初めて涙流した。 」

「長生橋ナイアガラの後、下の草むらで火事になって一時騒然としたけど、鎮火した時の歓声は素晴らしかった」

「桟敷席のやぐらが揺れます。花火の音圧で。」

「他の花火大会とはレベルが違いすぎる。長岡に住もうか考え中。」

「長岡花火って、花火師に感謝の光のメッセージがあるから素敵!」

「フェニックス凄くて号泣でした(笑)年取ると涙もろくなる。」

「光のメッセージまでが長岡花火です。後は残暑です」
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などなど、何千人の方がtwitter上でつぶやいていて、リンクに上がっているのもほんの一部です。

コメント見てるだけで、また胸が熱くなりますよねぇ!


協働の第一歩。まちに興味をもつこと。

「スキなまちに手(テ)を加えてステキなまちに」
みんなにとって、長岡が少しでもスキなまちになれば、みんなで少しずつまちを良くしていけるかもしれませんね。

花火を見た人たちが、そんな一歩を踏み出しているかもしれません。
来年まで、私達もひとりひとりができることをしていきましょう!

【今日どう通信より】
http://nkyod.org/blog-list/4205


2014年7月3日木曜日

長岡花火まで1か月前!予習してテンションあげていきましょう!

うっかりしてました。
私としたことが。

8月2日3日に行われる今年の長岡まつりまで残すところあと1ヶ月!

夏に向けてテンションを上げ始める自分と、同じような感覚の皆さんのために。
2013年の長岡まつりの動画を元に、長岡花火の復習と予習を行いましょう。

あの素晴らしい感動をもう一度。

ではどうぞ!

ナイアガラ~正三尺玉



天地人花火2013



この空の花



米百俵花火-尺玉100連発



フェニックス9



以上です。

みんなでテンション上げて8月2日3日を待ちましょう!
今年は土日です!
初めての方も、価値観人生観すべて総入れ替えできちゃうインパクトの絶対見るべき心に響く花火です。

今年は、学生たちと一緒に、山から見る火の鳥キャンプという企画を進めています。
現在クラウドファンディングで支援募集中ですのでよろしくお願いします!
https://faavo.jp/niigata/project/270



ではでは~。



2014年6月23日月曜日

幸せなお手伝い【ファザーリング・ジャパンにいがたパパコラム】

幸せなお手伝い【ファザーリング・ジャパンにいがたパパコラム】

もうすぐ5歳の息子ともうすぐ3歳の娘。
最近は2人とも、嬉しい事にお手伝い欲がすごいです。

ママが普段大変なのを見ていて、パパでもできそうな家事の手伝いを奪いにくる。
お風呂掃除や食器洗い、ゴミ捨てなどなど。

パパも負けじと一緒にやることもあるけど、子ども達から邪魔者扱い。
自分たちだけでやりたいんだね。

本当は、ママやパパがやったほうが早い家事も。
本当はこれをやったら怪我をしてしまうかもしれないという家事も。
本当は、卵とか割りまくって無駄が出てしまう家事も。

出来る限り、子ども達が主体的になった時を大切にしたい。
合理的に子育てなんかできないなと感じるわけです。

子ども達がお手伝いをやらせてほしいと言ってきて、あなたがやると汚れるからやめなさいと言われたら。
せっかくやったのに細かいところを指摘されて褒めてもらえなかったら。
子ども達は自主性を失ってしまうなぁと。
大切にしたいものの優先順位を、私も間違って叱ってしまうこともあると反省します。

以前、ある本に書かれていた人間が幸福になる要素が4つ書かれていました。
① 人に愛されること
② 人に褒められること
③ 人の役に立つこと
④ 人から必要とされること

これは、働く幸せについて書かれた本の中で見つけたものです。
子ども達が働くのはおよそ15~20年後。
でも日常の中でこうやって働くことで幸せを感じているのかなぁと感じました。

子ども達が自分から幸せな時間をつくろうとしているものを、パパとしても見守って行きたいし、自分も負けじと探して行きたいと思います!

一緒に成長していきましょう!

ファザーリング・ジャパンにいがた
副代表理事 樺沢 敦

P.S.
写真は全然関係ないですが、難しいことにとらわれすぎずに、全力で親バカで行こうという意思表示で、季節外れ七五三撮影時の一コマ(^^)



2014年5月17日土曜日

足るを知る【今日どう?通信】

足るを知る【今日どう?通信】
5月も中ごろになると、長岡市内のいたるところで田植えや畑の苗植 えなどにいそしむ人たちが田畑で精を出す姿が見受けられますね。

私 も先日、ある団体が行っているコミュニティ農園にて、草取り耕し苗植えとまさに畑で汗かいてきました。



長 く畑を見てきた90歳を超えるおばあちゃんにいろいろ教わりながら、若者と子ども達で畑を通じて人がつながるという趣旨でやって いる農園です。


おばあちゃんの口から

「愛情もって育てんきゃ、作物なんて育たねぇこってや」

という言葉をいつもいただきます。



今日苗を植えたものが今日結果を出すわけではありません。

自然の中ですので、これをしておけば安心ということもありません。

愛をもって作物を気にしてあげて、世話してあげて、すくすく育つと信じてあげて。

そうして収穫できるのが喜びに変わります。


長岡では古くから「足るを知る」という精神があるのをご存知でしょうか?

長岡藩の時代、藩主は十分杯というからくり器を用い、藩士に生き方を教えたといいます。

越後長岡に伝わる十分杯


十分杯は器の8割 以上そそぐとすべてがこぼれ落ちてしまうという仕掛けがしてあり、欲張らず、8割くらいで感謝をしてすごすことで、万事うまくいくという教えを表すそうです。

足るを知る。

今あるものをすべて食べてしまえば全てなくなるが、将来に対して愛をもって育てていくことがみなの幸せに通じ る。

まさに米百俵の精神ですね。

自然や田畑から教えてもらうことは多いです。

自然豊かで農耕の盛んな長岡には、その精神も色濃く残っています。

合理的に考えればやらなくてもいいことも、未来を考えて市民活動をしている人が多い地域だと、改めて感じるこ とができました。

あなたの活動も、未来に向けて愛情を注いだ活動になっているはずです。

そんな活動が、お互いに欲張りあわずに目的を整えていくことが、協働のまちづくりに通じるのかもしれません ね。

いろんなことに感謝して活動していきましょう。

樺沢 敦




2014年4月20日日曜日

~パパが生まれた日~【ファザーリングジャパンにいがたパパコラム】

ファザーリングジャパンにいがたパパコラム 「笑うパパノートVol.1」
��パパが生まれた日~

現在、息子が4歳、娘が2歳。
妻が初めて妊娠してから5年。

自分って、いつからパパになったかなぁと考えると、妊娠がわかった瞬間からかなぁと思う。

妻の体に子どもが宿り、自分の体には変化なし。
だけど無性に浮かれていて、妻の体をどのくらいいたわったらいいかもわからず大切にして、男の子か女の子かなんて話しながら、3人で暮らしている姿を想像してた。

そう、将来の家族の想像がリアルになったのがパパになった証し。
生まれるまで、二人でその想像がなるべく一致するように話し合ったり、例えば男の子だったら~とか、自分たちは子供の頃はこうだったなぁ~とか。

それまでは、自分のこととお互いのことを考え、お互いの中で心地よいのはどの辺りかなぁと探り合ったり喧嘩したり、仲直りして笑ったりした暮らし。

今度は、まだ見ぬ宝と一緒になった家族のリアルな将来を想像して共有して、そして宝が生まれてくる。

もう既に心はパパになってたけど、生まれてきた息子が可愛いばかりか想像以上に大変で。
親になる前の二人は、お互いだけを見て調整できてたことが、子どもの存在で調整きかなくなってきて。

初めての共同作業はケーキ入刀じゃなくて、こんなにも壮絶に訪れるのかと、ガツンと覚悟を決め始めた。

以前見たテレビでこんなことを言ってた。
『大切にしているものが同じ時、人と人は化学反応を起こす』

あー、これは化学反応なんだなぁと感じた。
私と妻ほど、この子を大切にしている人はいない。

今までとは違う生活と価値観で、二人の行動の出口がお互いだけじゃなく、子どもも含めた家族という運命共同体の将来のリアルにつなげていきたい。
そのときに、パパの役割はなんだろうと考えるようになった。

家族のリアルな将来。
細かいことはわからないが、金太郎飴のごとく何年後を想像しても笑っている家族。

パパはその笑ってる家族を作るためのリーダーシップをはかる役割とする。リーダーシップは一人ではなくて、家族全体の風土で決まると考えているので、全員が喜びや幸せを感じやすい風土作りを担うのかなと。

だから、パパが全力で本気で笑ってられることから始めて、みんなの幸せの基準を知って、それを応援する。

パパが不在の時も、残像が残るくらい普段から笑ってる。
誰かが不在の時も、言葉やコミュニケーションでその人の残像をお互いに作り合う。

この地域も、学校も会社も、政府も、みんな自分たちの味方で、みんな幸せを作り上げる応援団だと感謝して、委ねるところは委ねる。
逆に力が必要な時はお互い様と助けに走る。

こんな姿を理想として暮らしている。
感謝のない笑顔は目指してる笑顔とちょっと違うから。

だから、10年後、こう言いたい。
「おかげさまで、我が家は笑顔です。」

こんな気持ちになれるなんて。
まだまだパパ5歳ですが、パパに生まれて良かったと痛感するわけです。
これからもたくましく笑っていきましょう!

ファザーリングジャパンにいがた 理事
樺沢 敦
http://bit.ly/IrMtw6



雪が生みだす「あい」の形【今日どう?通信】

 皆さん、お正月はどのように過ごされましたか?
私は家族と、いわゆる“食っちゃ寝“正月を過ごしました。
今年は、何年ぶりかに雪のないお正月でしたね。いやー、快適快適(^^)
「雪かきのない冬は快適で良いやねぇ」なんて言ってて、ハっと気づいたことがあります。
「この正月、近所の人と会ってないな、明けましておめでとうと言ってない!」ということ。
例年、なぜか大みそかから元旦にかけて、大雪が降りますよね。
正月からせっせこ雪かきしていると、新年早々、みんな家の前に出てきて雪かきしているのが恒例の風景。
「あ、明けましておめでとうございますねぇ。まーた頼んでもいねぇのに雪がジャンジャン降るいやねぇ(笑)今年もよろしくお願いしますてぇ!」がお正月の定番の挨拶でした。

 雪が降らないということは快適だけど、雪が降ることによって、この地域が得たものも大きいなと感じたわけでして。
少し良い解釈でまとめてみます。
【雪が生みだす3つの「あい」】
①「ふれあい」 先述したように、雪かきをするために外に出てきて近所のふれあい(雪の悪口含む)が生まれる。
②「譲りあい」 雪が降ると、極端に道幅が狭くなるので、車がすれ違えなくなる時がある。徒歩でも良く起きる状況ですが、どちらからともなく、自然とどちらかが停まって、道を譲る文化がある。
③「助けあい」 ただでさえ雪かきや雪下ろしは大変な作業だけど、高齢者や女性、まして妊婦や赤ちゃん抱えてなんて、もっと大変。周りの人が手助けして、代わってあげるなど、助け合いが必須の社会。

「ふれあい」「譲りあい」「助けあい」人が繋がるきっかけは、あまりにも身近な物だと痛感しました。
雪の結晶はその形状から、他とつながる形状をしています。
雪は人のつながりを閉ざすように見えて、実は根っこで繋いでいたのかもしれませんね。


 長岡の人は、自然とそれを知っています。 長岡の人は、繋がって生きていくことの大切さを知っています。
 長岡の人は、「あい」に溢れています。
 いつか、その根っこの精神が、この町の強みになる日が来るんじゃないかと思っています。
変わらないお正月の風景。いつか全国からうらやましがられる風景になるかもしれませんね。
そんな妄想をしながら、今年もワクワクした1年を過ごしましょう。
今年もどうぞよろしくお願いします。

【樺沢】
http://nkyod.org/blog-list/2480

~大切にしたいパパの在り方~【ファザーリングジャパンにいがたパパコラム】

ファザーリングジャパンにいがたパパコラム
「笑うパパノートVol.7」

��大切にしたいパパの在り方~

最近、絵が書けるようになった4歳の息子から、毎日絵のプレゼントがあります。
パパの絵、家族の絵、友達の絵、お魚の絵、動物の絵、車の絵、??の絵(笑)

ともかくパパとしては嬉しいですよね。

特に家族の絵を描いてくれることが多くて、本当に嬉しいです。

みんなが笑ってる家族の絵。
パパとママが手を繋いでいる家族の絵。
みんなでどこかに行っている様子を描いた家族の絵。

あぁ、こんなこと覚えててくれたんだとか、こんな風に見てるんだとか。

一時期、仕事が忙しくて毎日遅く帰ってる時期がありました。
妻も不満が溜まり、機嫌の悪い日が続いていた時期です。
その時に描いた絵は、パパが一番端っこに小さく描かれているもの。
あー、パパの存在が小さくなってるなぁ。と痛感したのを覚えています。

最近「パパの在り方」ってとても大事だと思います。

あこがれられるパパであること。
子どもから見て、絶対必要な存在。

子どもにとってのパパ。
ママにとってのパパ。
家族にとってのパパ。
社会にとってのパパ。

子どもが描くパパの存在は誰が作るかって、パパだけじゃなくて、みんなでつくるものなんです。

存在感は、存在していないときほど重要になってきます。
パパが家にいないときに、子ども達にとってパパはどんな存在感を残せているか。
ママにけなされ、いないものとされていたら、存在感まるでなしですよね。

パパが普段、子ども達と向き合っているか。
ママが普段、パパのことをどう言っているか。
子ども達が普段、パパとママをどう見ているか。
パパとママが、普段すごしている「社会」や「環境」に対して愚痴っていないか。

どんなに育児に力をいれても、どんなに教育がきちんとしても、在り方が崩れたら全部だめ。
在り方は、行動と掛け算です。在り方が弱いと言うことも半減。在り方がマイナスだと、やることなすこと全てマイナス。気をつけないといけませんね。


我が家では、子ども達の寝かしつけをするとき、息子が決まってねだられることがあります。

息子「ねぇパパ、ギューっして。」

布団の中でギューっとハグ。

息子「パパ大好き!! パパは?」

父「もちろん大好きだよ―――!ぎゅー!」

昼間に怒ったりした日は、特にこの要望が強くなります。

大切にしたいパパの在り方。
まずは誰よりも子どもの味方であることを示し続けることも大事ですね。

「パパは世界中の誰もが敵にまわっても、絶対に君の味方」という在り方。

コレ、ありですね!

ファザーリングジャパンにいがた 理事
樺沢 敦
http://p.tl/p9dQ



まだ豪雪には間に合いますか?【今日どう?通信】

先週関東圏を襲った大雪で、山梨県や群馬県を中心に被害に合われた方や、未だに困難な生活を余儀なくされている皆様におかれましては、心よりお見舞い申し上げます。



今回、被災地域へ新潟から派遣された世界最強の雪かき隊!


素晴らしい対応ですね。現地に行かれている方も、気をつけてお力を発揮ください。



ちょうど大雪の日、私はNPO×若者マッチングイベントというところでお話しする機会をいただきました。若い方は、目の輝きがいいですね!特に参加された皆さんは前を向いてらっしゃいました。

その中で、若者にどうしても伝えておきたい言葉があったので、以下の言葉を送りました。



今の「あたりまえ」は

誰かの「ほっとけない」から始まる。



これは、京都地域創造基金の深尾昌峰氏の言葉をお借りしたものです。



今回の大雪も、私たちは雪国人として、「ほっとけない」という想いを持っていました。

行動に起こせるかどうかももちろん大切ですが、この感覚がとても大切。



あたりまえの暮らしを日々あたりまえにするためには、誰かがほっとけないと思って行動した積み重ねなんですよね。



私たちは、雪国に住んでいることに誇りを持てる。

なぜなら、雪国でないところでの豪雪にほっとけないという感情を持てるから。



豪雪という自然の驚異を「害」ととらえず、他人の事に感情が動くチャンスととらえ、自分の心に手をあてて「ほっとけない」と思えるか?

自問自答してみるのも、協働への第一歩かもしれませんね。

心の変化、まだ豪雪には間に合いますか?


【樺沢】
http://nkyod.org/blog-list/2679



イクメンを捨てよ。素で行こう!【ファザーリング・ジャパンにいがたパパコラム 】

ファザーリング・ジャパンにいがたパパコラム
「笑うパパノートVol.13」

��イクメンを捨てよ。素で行こう!~


先日、「笑顔いっぱいの家族になるために」というタイトルでパパママ向けにお話しさせていただきました。

講座に参加していただいた家族は、みんな夫婦仲もよさそうで、幸せ感がにじみ出ているような方ばかり。
こちらがお話していてもみんな目が輝いていて、こちらが元気をもらえるような時間でした。

なごやかに価値観のあう空間で、男と女の違いを尊重する考え方や、家庭と地域と学校(幼稚園)の関係性、夫婦の新鮮な笑顔のつづけ方、などなど、全体を通じて少し考えてもらいながらも、ほぼ前向きなお話をさせていただきました。

その中で1点、少しマイナスな要素をお伝えした内容があります。

それは、テーマでもあった言葉
「イクメン」

この言葉には、どうも少し違和感を感じていました。

理由は2つあります。

① 家の中の役割で、男性が女性化することをイクメンと呼ぶ傾向がある。

これは、女性の育児と家事負担が大変だから、分担しましょうということは理解できるのですが、ママの役割ができたらイクメンで、男性らしく子育てできる要素(背中で語ることとか、無邪気に遊ぶこととか)を無視したまま、時間の効率だけをシェアすべきのような風潮がなかなか理解できず、違和感を感じています。

② イクメンとは「こうでなくてはならない」が社会的認知になるのが危険。

声を大にしたいのはむしろこちら。父親育児のあり方を型にはめると、正しいパパと悪いパパがいるような分類がされるんじゃないか、ということ。
あり方は様々で、家族の中で幸せなあり方を導き出して、愛情がそそがれていれば、それで良いんじゃないかとおもうんですが、そのうち「イクメンの条件」とかで排除型の基準をつくられてしまいそうで、勝手に社会的なダメおやじのレッテルを張ってしまうことになり、落とさなくてもいい自信を喪失してしまうのではと、危機感を感じてしまいます。



家族の価値観の話でもあるので、あまりこういうことは突っ込まないほうがいいとは思いますが、そのあたりだけはお伝えさせていただきました。

良い父親、悪い父親の判断基準を社会にゆだねて言葉に惑わされず、自分の育児に自信をもって楽しく子育てしてほしいですね。

当日参加いただいた皆さんは、そのあとの親子運動でも心底の笑顔で子ども達にふれあっており、ちゃんと自分の意志で家族と向き合ってるなぁと安心するばかりでした。

イクメンはただの言葉、とらわれることはありませんね。
皆さんも、それぞれの家庭バージョンの育児をたのしみましょう!

ファザーリングジャパンにいがた

副代表理事 樺沢敦
http://p.tl/o5Ca



意志あるお金の使い方【今日どう?通信】

昨日はクラウドファンディングのもーれ!でした。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

共感と参加が生みだす新しい資金の流れを学びながら、有意義な交流会になりました。

ここで出てきたクラウドファンディング。

仕組みがどうとかWEBだとかリアルだとかあまり考える前に、新しいお金の使い方が生まれたなぁと、ただただ感心していました。



何が新しいかって、お金に意志がついてきてること。

「消費が社会を変える」という感覚が、最近加速している用に感じています。



普段の買い物を、ただ「消費」と捉えるとわかりづらいですが、これも「投票」だと捉えてみるとどうでしょう。

自分が大切にしたいものを共有できる商品に投票する。
これがすなわち社会を変える消費です。

少し昔の消費と言えば、自分にとってどう価値があるのか?とか、今これが自分に必要か、とか、欲求とか、そんな感じで買っていました。

例えば、顔の見える野菜を買う、みたいな事はあると思います。
それは安心安全な野菜を食べたいから。
その一歩先に、この人は、この土地でずっと食べものが採れるように土と種を大切にしている、という農家さんに、「自分の子どもの代まで新鮮な野菜が食べられますように」という投票をします。こういう消費も悪くないかなぁと。

もうある程度モノができあがった現在、将来に向けた選択をして、消費(投票)をしていくことが必要かなと感じます。


いろんな活動を続ける上で、資金調達ってとっても大事なことです。

でもただお金が流れるだけじゃなくて、意志がつながっていくことがとっても大事だと思います。

「消費が変われば社会が変わる」

今は、ちょっとだけ「経済」が膨れ上がり過ぎて盲目になっているだけで、本当に大切にしたいものを考えた時、ひとりひとりの選択から、世の中に変化をもたらす事も出来るんです。

社会を変えるのは、あなたの財布から。

なんて言ったら嫌がられるかもしれませんが、そんな日常の選択で変わる社会も必ずあると思いませんか。

意志あるお金、自分の財布の中からも少しずつ巡らせていきたいですね。

【樺沢】

------参考---各種クラウドファンディング-------

◆「FAAVO」
今回のもーれに店主として来ていただいたこちらのサービスは、地域ごとに特化した、地元応援型クラウドファンディングです。
https://faavo.jp/

◆「READYFOR?」
日本初のクラウドファンディングサービスとして2011年にスタートしており、もっとも活気あるサービスです。
https://readyfor.jp/

◆「CAMPFIRE」
先日都知事選に立候補した家入一真氏が立ち上げたことでも有名ですが、アーティストやクリエイティブな製品向けに使われているサービスです。
http://camp-fire.jp/

◆「zenmono(ゼンモノ)」
町工場や中小企業を応援するモノづくりに特化したクラウドファンディングで、メイカーズや町工場がお金以外のノウハウなどの支援も集めることができるユニークなサービスです。
http://zenmono.jp/

◆shootingstar
こちらもビジネス使用に特化したサービスですが、「創造性豊かなプロジェクトはきっと世界をよくする」というテーマで、様々な形のビジネスをサポートしています。
http://shootingstar.jp/

他にも多数ありますが、特徴あるクラウドファンディングサービスを抜粋してみました。

参考にしてみてくださいね。

樺沢
http://nkyod.org/blog-list/2807


わんぱく親父心を大切に!【ファザーリング・ジャパンにいがたパパコラム】

ファザーリング・ジャパンにいがたパパコラム
「笑うパパノートVol.19」

��わんぱく親父心を大切に!~

先週、子ども達を連れて花見に行ってきました。
長岡市内も、ようやく満開のところがでてきたところです。

子ども達は、やっぱり花より団子ですね。
まぁ、団子というより遊具だとかに目が行ってしまうんですが。。

最近、4歳の息子がパパのカメラを貸してくれとせがむので、野外に行ったときにもたせて、写真を撮るようになりました。(もちろんネックストラップはバッチリにして。)

ひょっとして天賦の才が!???
なんて思いましたが、そんなわけもなく。
指も入ってるし、酔いそうなくらい傾いてるし。。

でも子ども達は、大人がたまにつかってるものと同じものを使えるから、本当に楽しそうなんですよね。

パパママを撮ってくれたり、妹を追っかけて撮っていたり、なんでかベンチをずっと撮っていたり。
楽しそうにしてるから何よりだなぁなんて思いながら、家族で桜の下でくつろいでいたりする春の麗らかな一日を過ごしました。

家に帰って、ひょっとして天賦の才が(もうしつこい)??なんて思ってデータを見てみると、桜の写真は少なくて、公園の脇に咲いていた水仙とか、もっと小さな草木がたくさん。

ベンチを撮ってると思ったのも、何やら小さいバッタのような虫を撮っていたようで。

あぁ、私たちは桜を見に行くと思ったら桜だけを見てしまっていたなぁと感じたのと、子ども目線で子育てをしようと家族で話しておきながら、気が付くと大人の都合で物事を見ていたなぁと少し反省。

子ども達の世界は、好奇心と想像力であふれている。
私たちは大人の経験と常識よりも、子ども達のその感覚に目線を合わせるだけで、胸を弾ませるようなワクワクする世界が待ってるものだなぁと、感じます。

大人が子ども心を持っちゃいけないわけじゃない。
もっともっと、ワクワクを追求するアンテナを、子どもと一緒に競い合ってもつような、そんな腕白な親父がいいなぁなんて思います。

母親にはできない父親のあり方。
一緒に無邪気になれること、同じ視点で語れること、なのかなぁと感じます。

春を迎え、これからやんちゃし放題な季節の到来です。
自然の中に童心に戻って、子育てというより「師匠」と一緒に感性を元に戻して遊びたいと思います。
ファザーリング・ジャパンにいがた
副代表理事 樺沢 敦
http://nkyod.org/blog-list/2807



協働が進むとスマートバーベキューが広がる【今日どう?通信】

いきなりとても私ごとで恐縮ですが、先日ついに念願の「BBQ検定in新潟(主催:日本BBQ協 会)」なるものを受けてきました。

BBQはスマートに楽しくという考えを軸に、その文化や思想など、とても奥深い価値観に触れることができて有意義な1日となりました。

BBQの本場のオーストラリアには、公園に誰でも使えるBBQグリルが設置してあるそうです。

どのグリルも綺麗に整っているのは、オーストラリアのBBQ文化だと言います。

次の人が使うときにがっかりしないように、という気遣いだということですから、「公(おおやけ)」という意味をよくわかっているんでしょうね。

逆に日本のBBQは、年々BBQ禁止を謳うところが多くなってきているということです。

ゴミ、騒音、迷惑行為などが原因だということを聞きました。

そういうBBQをやっているシーンも簡単に想像できてしまう自分が悔しいです。

おもてなしの国日本では、もともと茶道や華道などに代表される「道」を修得する文化があります。

相手のことはもとより、会うこともないかもしれない次に使う人を、どう思えるか。

そんなところも日本らしい「BBQ道」が確立されてほしいものです。

��日本でスマートなBBQをやるためのバーベ九則なるものがあり、その原型は千利休の「利休七則」を引用しているとか。。)

全然関係ないCMですが、「ひとのときを思う」なんてフレーズがありますよね。

自分以外の誰かが、こんなシーンでこうなったら、なんてことを想像して、自分ができることをする。これが協働にもつながります。

それと、スマートであることと同じくらい大切なことがあるといいます。

それは、本人たちも心底楽しめること。遊びココロをなくしてまでやるBBQなんてないってこと。

さぁ、暖かくなってきたのでいよいよシーズンインですね。

きっと、協働の進む地域には、スマートで笑いの絶えないBBQが広がることでしょう。

レッツバービー!

【樺沢】
http://nkyod.org/blog-list/3012



2014年2月6日木曜日

半年後の長岡花火の予習をして、フライング気味に興奮しよう!

うっかりしてました。
私としたことが。

��月2日3日に行われる今年の長岡まつりまで、半年を切ってることを忘れていました。

夏に向けてテンションを上げ始める自分と、同じような感覚の皆さんのために。
��013年の長岡まつりの動画を元に、長岡花火の復習と予習を行いましょう。

あの素晴らしい感動をもう一度。

ではどうぞ!

ナイアガラ~正三尺玉



天地人花火2013



この空の花



米百俵花火-尺玉100連発



フェニックス9



以上です。

みんなでテンション上げて8月2日3日を待ちましょう!
今年は土日です!
初めての方も、価値観人生観すべて総入れ替えできちゃうインパクトの絶対見るべき心に響く花火です。

ただそれだけの投稿でした。
ではでは~。